6月 月例研究会に参加された皆様へ
コロナ禍の中ではございますが、学校が再開され、多忙を極める中、この度は造形教育センター6月研究会にご参加いただきまして誠にありがとうございました。
コロナ禍により顕在化した、学校や教育(造形教育)における多様性と保障の問題は、「造形教育とは何か」「造形教育で学ぶ目的や意義は何か」そして、「造形教育で子どもたちに保障すべきことは何なのか」という、まさしく「造形教育の今日的意義」を問う根本的な地平に私たちを引き摺り出します。6月研究会では、そんなラディカルな問題に皆様と共に向き合うことができたことに感謝する次第です。
また、当日は50名を超える参加者の皆様よりチャットを通して様々なご意見をいただきました。オンラインならではの研究会の在り方につきましても考えを深めることができました。重ねてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
皆様からいただきましたご意見が、これからの私たち造形教育センターの研究の推進力となります。センターではこのような現場の声を大切にすると共に、学際的な視点を重ね合わせながら、理論と実践に基づいた研究を今後も深めて参ります。
最後に、6月研究会でご講演いただきました群馬大学名誉教授の新井哲夫先生には、2月より、本研究会の開催に向けて、多大なるとご理解とご協力をいただきました。コロナ禍により何度も講演会を延期せざるを得ない中、新井先生におかれましては、その都度、私たち造形教育センターのためにご都合を合わせていただきました。先生の鋭く、冷静なまなざしを通して私たちは造形・美術教育の根本的な、そして原理的な問題に向き合うことができました。この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
本研究会を通して明らかにした課題を基に、私たち造形教育センターは今後も「造形教育の今日的意義」について研究を深めていく所存です。皆様の積極的なご参会をお待ちしております。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。