6月月例研究会

◆平成22年6月26日(土) 午後3時~5時 
◆お茶の水女子大学附属中学校 美術室

 造形教育センター271期6月の月例研究会が、お茶の水女子大学附属中学校で開催されました。研究部長である岡 照幸先生より、河口湖で開催される夏の研 究大会(7月31日、8月1日)についての詳細が発表されました。今期研究テーマである「つくる喜び×創造経験 ―つきぬけるときをめぐってー」を体感、 深める大会になります。


続いて、横山 修先生(西東京市立東小学校) が実践発表を行いました。 美術館との連携による実践 『絵巻ものをつくろう(小学校)』 『古美術に親しもう(中学校)』です。これまで、長く中学校で勤務されていた横山先生が、小学校に移って考えた研究したことの実践発表です。これまでの教 育現場は「つくることに重きを置きすぎていないか。」「鑑賞がつくることの一部になっていないか。」「つくったものの鑑賞でお茶を濁していないか。」「西 洋美術、現代美術にとらわれすぎていないか。」という疑問から子どもたちに日本の美術、芸術に目を向けさせ、良さや技を伝えていこうという取り組みを発表 されました。講演会では渡川 直樹氏(五島美術館 学芸課長)を講師にむかえ 『古美術と鑑賞教育』 という演題で話をうかがいました。先に発表された横山先生との”学校と美術館の連携授業“も紹介され、参加者が熱心に聞き入りました。