○研究部
次長
椎橋げんき
白百合女子大学
「〜を知らない世代」と聞くと、戦争やバブルなど経験していない世情の言葉をはめ込みたくなる私がいますが、今の子どもからしたら私たちはどう見えているのでしょうか。いや、子どもではなく、学びを共に歩めていくはずの20代の皆さんからですら既に私らの層は「〜を知らない世代」である認識が必要なんじゃないでしょうか。しかもそれはリアルタイムで起こっていることが大半のような気がします。さあ、私はどうあるべきか。
次長
橋本 正裕
成城学園初等学校
成城学園初等学校にて図工(美術)専科を務めている、と申します。事業部を経て研究部次長を拝命いたしました、どうぞよろしくお願いいたします。
指一本で世界とつながり生きていけるこの時代。
コスパ・タイパでプライオリティが選択されるこの世の中。
そんな私もゲームが好きだし、スマホは手放せない。
でもでも、土を掘ると止められない、絵具のにじみをじっと見つめてしまう、テープと段ボールがあればどこまでも続けられる。
一見無駄に見えるその営みも、やってみるとよさが芽生え、美しさに気付く。
不易と流行を見極められる造形教育の研究を目指します。
名達英詔
十文字学園女子大学
岡委員長,桐山委員長,松原委員長と,続けて研究部でお世話になることとなりました。その中で初めて出会った方や久しぶりに合う方,日頃から顔を合わせる方など,様々な方と過ごすわけですが,皆さんそれぞれの興味・関心の軸から造形教育というフィルターを通して問いを持ち寄り,投げかけ合い,切り結んでいる。その様相は,様々な部分が有機的に働き合うことで生き動く生命的な姿,変化・変容を内包している現れとも見えます。さて,この現れ,その生成流転に接する瑞々しさをいかに悦べるか。今期もよろしくお願いいたします。
杉坂 洋嗣
東京学芸大学附属竹早小学校
新体制となる今期の造形教育センターでも、引き続き研究部員としてセンター運営に関わらせていただく幸運に恵まれました。このような機会をいただいたことに、ただただ感謝する次第です。秋山研究部長を中心に、センター運営に尽力していく所存です。これから2年間、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、私事ですが、センター会員となり、今年で丁度10年の節目を迎えました。そして来年には、造形教育センターも設立70周年を迎えます。今期では、70周年記念誌の編集を担当させていただきます。これまでのセンターの活動をしっかりと振り返り、これからの活動への展望を開けるような編集活動にしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
畑山 未央
植草学園大学
前期より造形教育センターの研究部役員を務めさせていただいております。
かねてより,造形教育センターには,夏の研究大会を中心に一般参加者としてお世話になっていました。そのたびに,社会的問いを切り口とした造形教育の提案性のある発表,協議,ワークショップ等から刺激を受けていました。役員になってからは約1年間,その「舞台裏」の一端を経験させていただき,現在とそしてこれまでの役員の先生方のご尽力を肌で感じているところです。
図画工作・美術科は,表現や鑑賞の活動を通して造形的な見方・考え方を働かせ,日々の生活と密接に関係しながら個々の多様な価値観を形成していく教科性がありますが,さらに,教室内の人間関係にとどまらず,教師や保護者,地域社会との接続可能性について多様な実践のあり方を模索できうる教科だとも思います。私は,そのような子どもたちの生活や興味・関心から社会へ接続していくことができる教科としての柔軟性の高さに造形教育の価値と可能性を感じています。既存の教科観も大切にしながら,更にそれを超えた図画工作・美術科の価値ももっと模索していきたい。そんなことも考えています。
私にとって造形教育センターは,上記のような子どものための造形教育について運営側と参加者の視座から考えることができる機会であるとともに,日々子どもたちのために奮闘している学校現場の先生方と出会える場所であることにも魅力を感じています。子どもたちや先生方から多くを学ばせていただきます。よろしくお願いします。
〇事務局
事務局長
吉田 浩
東京都立秋留台高等学校
事務局長を拝命いたしまして3シーズン目に突入しました。コロナ禍から始まりましてオンライン、peatixの導入など危機を乗り越える度に色々センターの運営方法は役員共々柔軟に対応してきたと思います。世界情勢もめまぐるしく変化しています。我々はその中で生きていく子どもたちの為にどうするべきなのかを考えていく必要に迫られています。EV車などの失敗を見ると、科学的思考や本質を見定める力、ありのままに捉える力といった基礎的な力が今後重要になっていく気がしています。
次長
丸山圭子
川崎市立住吉中学校
この度、久しぶりに役員を仰せつかりました。以前は事業部でしたが、今回は事務局をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
私たちは、生きていると常に何かに出会います。出会った人やもの、こと。それらは、ときには偶然かもしれないし、もしかしたらが意図的に出会わされることもあるかもしれません。その出会いをどう受け止めるか。創造活動の面白さは、その出会いにどのような意味を見つけるのか、ということだと思います。
センターでは、いろいろな校種、経験や年齢の違う方々が集まり、研究活動を行います。様々な見方や考え方を知り、ときにはぶつかりながらも、それを栄養として、取り込んでいくことができます。楽しみながら活動できたらうれしいです。
〇事業部
事業部長
野田 洋和
川崎市立川崎総合科学高等学校 デザイン科
今期では、事業部長を努めさせていただきます。引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。センターの本質である運動体(活動体)の精神を引き継ぎ、研究だけでなく発信へも積極的に努めさせていただきたいと思います。
時代の移ろいが加速度的に進むからこそ、造形教育センターしての価値や意味を共有していければと思います。時代に適応し、その先を見据えた【意識】を【認識】してつくっていきたいと考えております。子どもたちへは勿論のこと、関わる大人や社会も含めて豊かな意思決定へ繫がるよう研鑽を重ねて参る所存です。よろしくお願いします。
湯瀬 明意
川崎市立京町中学校
今期も事業部を仰せつかりました事業部川崎市立渡田中学校の湯瀬 明意(ゆぜ てるおき)です。今期も中学校現場の視点から発信できればと思っています。
33期は、Zoomの準備や運営などを主に行なっておりました。今季は加えて、事業部長の野田先生のサポートと、夜の親睦会も盛り上げていくことができればと思います。ぜひ、対面での参加をお待ちしております。33期以上に皆様と親睦を深められることを楽しみにしております。よろしくお願い申し上げます。
桐山卓也
東京学芸大学附属竹早小学校
33期より引き続きセンター役員を仰せつかりました。これは,再雇用ということになるのでしょうか。ちょうど現委員長の松原先生が研究部長をされていた,第48回夏の研究大会の後からセンター役員をやらせていただいているので,もう21年目に入ってしまいました。あの頃から考えるとメンバーもものすごく変わりましたが,本当にフレッシュで頼もしい若い先生方がセンターを盛り上げてくれています。少しでも,造形教育センターのためになればと思っております。最後のお勤めと思って頑張らせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○情報部
守屋 建
東京学芸大学附属小金井小学校
今期もセンターに役員として関わらせていただくことになりました。新しい媒体も多く生まれつつある中で,それらも活用しセンターの発信力をより一層高めていくつもりです。多くの年代や他の領域を専門としている人たちとつながっていき,そこから次の学習指導要領改訂に向けた教科の在り方や学校そのものの問い直しなどの現代的な課題についても絡めながら,幅広く造形教育について考えていくことを楽しみにしています。
藤澤優人
葛飾区立東水元小学校
情報部を担当します。藤澤です。コロナ禍に生まれた娘も2歳になりました。幼い娘と過ごしていると、「箱にものを入れる」「ものを積む」など大人にとっては些細なことが娘にとっては大きな発見や驚きに繋がっていることに気付き、私が驚くことがしばしばあります。その度にこれは日々の授業でも同じだなと思い、そうした瞬間を大切にしていきたいと感じています。今期も仕事と子育てを往還しつつ、造形教育についての考えを深めていきたいと思います。よろしくお願いします。
○役員補助
鶴田 茜音
横浜国立大学
役員補助として参加させていただくことになりました。横浜国立大学教職大学院 鶴田茜音と申します。よろしくお願いいたします。
私はこれまで「つくる」ということに自然と触れて生きてくる中で、そこに大きな生きがいや、可能性、世界の広がりを感じてきました。その「つくる」ことの素晴らしさを、この造形センターでより深めていきたいと思います。作品を作るプレイヤーとしての視点、そして大学院で「教育」を学ぶ者の視点から「造形教育」を考えていきたいです。 皆様から日々学びながら、少しでも尽力できるよう努めてまいります。よろしくお願いいたします。