月例研究会

341期 5月月例研究会 報告

5月19日日曜日、川崎市立高津高等学校で「書と向き合う」をテーマに月例研究会が行
なわれました。講師に書家の荒井利之先生をお招きし、ワークショップと講演から本年度
の研究テーマである「モノとぶつかる価値」について考えていきました。書と美術工芸と
は異なるものもあれば共通することもあります。それらについて整理していくことで、デ
ジタル社会における身体をはたらかせた表現の意味を再考することができるでしょう。
 はじめに役員の吉田先生と椎橋先生のそれぞれの「モノとぶつかる価値」について発表
がありました。その後、荒井先生の講演と実際に筆を動かしてみるワークショップが行な
われました。写経のような小さな紙で整えた字体で表すことや、身体全体を動かして大き
な紙に文字を表すことなど、一見極端に異なると思える書の世界を同時に体験することに
なりましたが、どちらも自分の身体や感情と向き合った結果であることに気付きました。
かすれやにじみなど、自分自身でコントロールできないことも多々あるのが書です。し
かし、それらを自分の行為から生まれた結果の一つとして受容していくことが大切である
とも実感をしていきました。
(文責 守屋)