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成城学園初等学校 第41回教育改造研究会(公開研)のご案内

本校では、12月1日金曜日と2日土曜日の二日間、公開研を行わせていただきます。全体の研究テーマは「探究する子どもの育成(2年次)」です。

図工(本校では美術と称しています)は二日間で三本の授業を提案させていただきます。

学校全体の研究テーマを受け、今年度の美術部のテーマを「ズレからはじまる問い」としました。子どもたちが日々活動する中で素朴に「あれっ?」と感じたり、「うまくいかないな」と思うことや、「はじめに持っていたイメージと、つくる中でポジティブに変化していく想い」「短期的及び長期的な目標を更新していくきっかけとなる瞬間」、これらを「ズレ」と定義しました。ズレがあることで活動が発展し、探究的に活動が深まっていくのではないか。子どもの姿から、これらの瞬間を見取り明らかにしていくことで、図画工作の学びの様相が見えてくると考えています。
ズレから生まれた問いを更新していく中で、さらに立ち上がる、教室内で起こるズレの連鎖を参加者の先生方にも見ていただき、ご忌憚のないご意見を賜われればと存じます。

講師には大泉義一先生(早稲田大)を金曜日に、土曜日は東京都図画工作研究会(通称都図研)で実践家として活躍されている杉山聡先生(新宿区立落合第六小学校)にお願いしています。
土曜日のみ参加の皆様には、大泉先生に承諾をもらうことができれば金曜日の協議会の様子を何らかの形で見ていただくことを考えています。

1日と2日の授業概要を少しだけ告知します。
【金曜日】題材名「コレスキコレクション!」授業者『研究部長:秋山』
金曜日は絵の授業です。秋山朋也が担当します。
子どもたちの「これいいな!」といった素朴な価値観からはじまるズレを軸にした題材です。高学年になると知識、技能の高まりに相反して、自分が本当に表現したいことから離れているように感じています。今回は子どもたちが感じた「これいいな!」といった素朴な価値観を軸に活動を考えました。子どもたちが、自分がどんな色・形に価値を感じているのか。また、自分らしさって?といった疑問がわくような授業にしたいと考えてます。
【土曜日午前】題材名「やってみたい・つくってみたい・プロジェクト」授業者『研究次長:橋本』
彫塑の授業です。橋本正裕が担当します。
土粘土は作品をつくるだけではなく、色々なことを試すことができる素材です。
つくってみたいという思いだけではなく、どうなるかやってみたい(試してみたい)という低学年ならではの思いを形にした授業です。
子どもたちの作品や作品になる前の活動から学びの姿を見取っていただきたく存じます。
【土曜日午後】題材名「クリエイティ場4.0」
工芸の授業です。粟津謙吾が担当します。
子どもたちが直面する問題に対し、クリエイティブに問題解決していく姿を目指します。図工美術の枠に収まらず、教科横断的に子どもの学びを捉えることで、より創造的に問題解決に向き合っていくのではないかと考え授業を提案します。
子どもたちが取り組む授業の内容は当日までに子どもたちと詰めて考えていきます!
当日のお楽しみにしてください。

お申し込みは下記URLよりお願いいたします。
https://www.seijogakuen.ed.jp/shoto/news/krvrc80000008ezt.html

今回の告知は以上となります。
図工美術界を盛り上げ、皆さんとよりよい授業をつくっていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。