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コロナショックの中で私たちが想うこと

 新型コロナウィルスの感染拡大によって4月例研究会が中止となりましたが、このような状況だからこそ、いま造形教育にできることをセンターとして考えていくことは、社会発信を行う上でも大切なことであると思います。

 そこで今期新たに立ち上げたHPを活用して「コロナショックの中で、今、私たちができること、考えていること」として社会発信していきたいと考えています。

 造形教育センターとしての緊急企画となりますが、造形教育に携わる役員それぞれのリアルな声を発信するということに意味があるように感じます。発信の方法は文章はもちろん、写真や動画等でも発信することは可能であると思います。手探りではありますが、役員全員で考えていきたいです。

コロナ禍への対応に関する情報のシェア

  • 早稲田大学 大泉義一 先生

美術科教育学会ホームページ「オンライン授業に役立つ美術教育リンク集」

『日経DUAL』 取材記事「子の感性高めるアート教育 家庭でできること」

  • 江戸川区立平井西小学校  金田一 康 先生

授業実践動画

『宇宙人とUFO』   

『アマビエ』  

          

  • 中央大学附属中学高等学校 大橋 里沙子 先生

 本校では、主にGoogle Classroomを用いて、休校中の授業や課題を行なっています。 元々、休校前から教科や学年によっては使用していたツールでもあり、比較的早い段階からオンライン課題を出すのに大変有効でした。

 私が担当している学年では、休日を除く、8時35分からHRを実施しています。やはり、画面越しでも教員と、クラスメイトと繋がっている感覚を持つことは重要だと思いました。8時半に起きる、ということが、生活リズムの改善に繋がったと答える生徒も多いです。来週からは本格的にオンライン授業が始まります。普段の時間割とは別に、オンライン用の時間割を各学年で作りました。その後、8時45分~9時の間に、当日の授業に関する課題・映像等をClassroomに配信し、9時からは、時間割に配置された科目の課題をClassroomで確認し、その指示にしたがって学習を進めていきます。帰りのHRは行いませんが、質問タイムなどをオンライン上で設けます。

 動画の配信だと、教室での授業のように教員と相互のコミュニケーションを取れないのは辛いですが、生徒から、自分が分からなかった点を巻き戻して何度も観て理解することが出来る、自分のペースで勉強できる等、良い意見も上がって来ています。生徒の個性によって合わせられる等、必ずしも、デメリットだけではないということです。

 大切なのは、常に今、自分に出来ることを考えることだと感じました。○○がないから何も出来ない、じゃなくて、○○が出来なくても、他の方法で今出来る一番良い方法を常に考えることが難しいけれども重要なことだと思います。

 美術でも常に家で出来る課題を考えて、週1~2のペースで各学年で出しています。

難しかったのは、中学1年生の授業でした。まだ、教員も知らない、美術も初めての生徒たちに、どう不安なく美術へ導入できるか、気持ちが入り込む導入を作りたいと試行錯誤しました。

他校の実践を見ながら、オリエンテーション動画を制作しました。動画編集は難しいです。パワーポントやキーノートのムービー保存も使いました。

職員会議などのオンライン化も含めて、今この期間が、教員の働き方改革にも繋がっていけば良いと感じています。学校再開後も良い変化は引き続き、運用出来れば、さらに題材研究の時間が生まれ、さらに充実した授業が出来ると思います。この期間、教員も体力が落ちていると思うので、私も自宅で出来るトレーニングを頑張らなくてはなあと感じるこの頃であります。

美術部では、ギャラリーを作りました。現在は基本オンラインで活動しております。

https://c-arts2020.tumblr.co

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部活もGooglemeetを用いて、オンライン上で行いました。各学年ごとにオンラインスペースを設けたのですが、最終的には20名ほど集まって、最近の生活についても語りあいました。短い時間話しただけでも、心がほどけていくような気持ちになりました。この生活が、今までよりずっと、リアルの大切さ、について考えるきっかけになっていると思います。今までの当たり前は当たり前じゃない、ということに気づくことで、今一瞬も大切に出来る心が芽生えていると感じます。

杉坂先生が行った実践、「新型コロナウィルスに負けないマスクのデザイン」を高校3年生の授業でも実践予定です。「造形教育の今日的意義」について引き続き考えて行きたいです。

  • 国立音楽大学 付属小学校 岡 照幸 先生

♬ 音小 web de アート

 休校が続く中、何かできないかとずっと考え続けてきました。他校の取り組みも参考にしながら動画配信についても勤務校での議論を経て少しずつ始まってはきましたが、色々クリアーしなければいけない問題もあり、造形科の配信は今すぐにはできない状況でした。(今後配信する可能性はあります。)それでも子どもたちのことを想うと造形を通してなんとか繋がりたいと悩み、そこで思いついたのが音小のホームページ上にギャラリーを開設するということでした。

 この企画は、休校中の子どもたちが日常の中で見つけたちょっとした「造形」を発表する場をつくり、在校生の作品を受け付けて随時更新していきます。そして相互鑑賞しながら作品の輪を広げていこうというものです。自由な造形表現を掲載し共有しながら、子どもも大人も楽しんでいけるようなGALLERYにしていけたらと考えました。

 子どもたちが、朝起きてホームページをチェックして、自分も何かつくりたくなる~というように、誰かの作品が誰かにヒントを与える…そんな輪が広がっていくことで、子どもたちの日常に造形的な視点が生まれてくるのではないかと思いました。そしてそれが私の願いであり、さらにはご家族で作品について語り合う時間が生まれてくれたら素晴らしいと思っています。

お時間のある時にご覧くださいませ。どうぞよろしくお願いします。

http://www.onsho.ed.jp/onsho_news/web_art/

人が人と対面で話すことの大切さ  

 学校が休校になってから、子どもたちのいなくなった造形室の中で悶々とした日々を過ごしてきました。なんとかしなければと思いつつもなかなか良いアイデアが浮かばず、ただただ時間だけが過ぎていく恐怖に苛まれていました。そしてセンターの活動も先が見えず役員会すら開けない状況でしたが、最近なんとか数名の役員の方々と直接会って話をする機会を得ました。

 そこでは溜まっていたものが溢れ出るようなポジティブな意見が次から次へと出され、自分自身の閉じていた創造性が開いていく感覚がありました。相手の目を見て意見交換をするという当たり前のことが、色々な不安を和らげ自分のやるべきことを照らすようなこんなにも尊いことだったとは…改めて痛感しています。今回の「役員が感じている今」を素直に発信していこうという取り組みもその時のアイデアです。自分以外の誰かの取り組みや考え方がヒントやきっかけになって少しでも良い方向に広がっていくことを祈るばかりです。

 学校という多くの人と対面で話す場がなくなってしまった子どもたちは、一体今どんな気持ちでいるのでしょうか。本当に心配ですし、なんとか双方向発信の形で子どもたちの大好きな造形を介したコミュニケーションが取れないものかと私も試行錯誤しているところです。Webを使ったアプローチも今後重要になってくるでしょう。こういう状況だからこそ、新しいツールを含めた子どもたちの創造性を開くための手立てを真剣に考えていきたいと思います。

  • 成城学園初等学校 秋山 朋也 先生 粟津 謙吾先生 橋本 正裕先生

成城学園初等学校では休校処置中に、美術(図工)の動画配信を行なっています。その実践例としてここに動画をあげさせていたきます。
センター役員でもある秋山と橋本、それに加え初等学校の粟津が身辺材(家庭にあるもの)を利用し、それぞれの分野で実践をしました。
各校での実践などの参考にしていただければと思います。

秋山 朋也 先生
ペーパーハウスをつくろう!


夢旅行写真を作ろう

粟津 謙吾 先生
キラキラボトルを作ろう!
https://youtu.be/gly6988CkwA
キラキラスノードームを作ろう
https://youtu.be/WtRFScp-WcY

橋本 正裕 先生
こむぎこ粘土をつくろう!



しんぶんしねんどを作ろう

  • 東京学芸大学附属小金井小学校 守屋 建 先生

変化する状況に対応する。状況を変える。

 現下の状況で子供たちにしてあげられることを考えることはとても大事です。対して、これまでの自分の教育実践をふり返ることも必要であると考えています。もう何年も前から、先の見通せない時代のための教育を叫ばれていたのですから。今のこの状況を考えてもいなかったというのは想像力の欠如と言われても仕方ない。軽重あれど、日常の変化は常に潜んでいて、それを東日本大震災でも我々は承知していたはずです。

 そこで、私事になりますが今年1月の研究発表会にて、「変化する状況に対応する子」を育てることを主題に造形遊びを行いました。糸を使って教室を変えていく造形遊びですが、場の状況を時間経過と共に変化させていくというしかけを入れた活動です。つくったものの見え方や形が変化することから、新しく発想をしたり、意外な見え方を楽しんだりしていました。講師の先生からは「状況を変える子を育てる」というご指摘もいただきました。

 現在実施している子供たちとのチャットの中で、昨年の面白かった授業というテーマがあり、そこではこの造形遊びを挙げている子が多くいました。この活動が子供たちの「面白がる力」になり、未来をつくる力につながっていることを願います。

 このチャットですが、本校ではマイクロソフトのTeamsを使い、子供たちと課題のやり取りをしています。クレーの動画を見つけて真似してかいたよ、とか、身辺材を使いキャラクターづくりをしたよ、とか、チャットの向こうには1・2か月会えていないけれど、間違いなく共に授業をしてきた子供たちの存在を実感しています。それは「いまここ」の裏の、「いまでもない、ここでもない」子供たちの確かな存在があるからでしょう。不自由な状況ながらも楽しさを見出し、対応している子供たちを知り、安心しています。それと共に、この状況の中でも社会の構成者として漸進していく大人の力も試されているな、と机上よりチャットの文字に鑑みています。

「変化する状況に対応する子」「状況を変える子を育てる」私たちはそのような子供たちを育てられてきているのか。そして私たち自身は「変化する状況に対応できているのか」「状況を変えられるのか」、これからも問いつづけていかなければならないでしょう。

  • 東京都立世田谷総合高等学校 吉田 浩 先生

新型コロナウイルスの緊急事態宣言で私たちができる事 

一体これはいつまで続くのでしょうか?

 造形教育センターとしてはまだ他にもやれることはあると思います。それは、今までの活動や授業を顧みて研究を深めていくことです。方法は色々あると思います。
 私は「生徒が持つ発想力」について振りかえって見たいと思います。
私は油絵とデッサンの先生という立場であるわけですが、主に、道具の使い方や自然の理などからの考え方、技法を主に教えています。
 昨年度は、五美大合格者は15名、のべ16
名で、芸大現役合格者も1名出る当たり年となりました。

基本的に私がやっている仕事は基礎力の構築です。発展的な授業で「想像のデッサン」で発想の仕方を学んで、更に「ITと私」でITってそもそも何?っていうことを理解しながらイメージを膨らまして描いたり、「木を切る手」といった、模試的な課題もやっています。

 道具の使い方も基礎力に入りますが油絵は絵の具の層で光の反射率をコントロールして絵画空間を作ります。明るい空を表現したい場合は、キャンバスの布地の状態では、光が抜けて暗くなってしまいますから、下地にホワイトを厚塗りして、光を強く反射するようにすると、さも明るい空がそこにあるように見えるわけです。
 デッサンでは、線遠近法などの技法もありますが、基本的には鉛筆の粒子をコントロールして、さも、そこに空間があるかのように錯覚を作ります。どんな画風でもかまわないのですが、錯覚をコントロールして絵に空間が出せるようになると、美術大学合格が近づきます。これは技術ですので、才能依存ではなく、訓練でできるようになります。
 難関なのは発想力です。これも才能依存ではなく訓練でできるようになる!と言いたいところですが、「発想」の範囲は広すぎて「教育論」的に全てカバーできないこともあります。

 私は、発想力の源泉がどこから来るのか?という事を探しています。大筋、本質を見る目を養うという事しか無いだろうと踏んで、授業中に、何故晴れた日の影が青っぽいのか?とか空の雲の構造はこうだとかいう理科的な事や、本質を形で言えば「原形」であり、リンゴの原型は五角形とか、柿は四角形という原型を捉えて描けば、ちゃんとそれらしく見える。そういった人間の認識の仕組みと錯覚を理解して観察すると物事の本質がより見えるようになる。そういった生徒本人の知識や理解の体系を構築していくように指導しています。

 「想像のデッサン」で示される「発想の種」などは、小学生ぐらいの子ども達が発想する場合の統計といったもので、本質的というよりは実学的なものの分類になるでしょう。発想の種類という意味では小学生の発想なので根源的なものではあると思います。
小学生が楽しい!って気持ちになる発想が「発想の種」の部分です。大人になると、もっと多様化して複雑な発想を求められる事になると思いますが、その発想が楽しい!って気持ちを他者に与えられるかどうかはまた別という事になります。なかなか、教育現場で「その発想は楽しいね!」という状態を再現していくのは難しいし限界があるでしょう。

 しかし、生徒は先生が感じている限界を横目にひらりと飛び越えていきます。
そこに、教師としての希望があるとも思います。

生徒が来ないと本当につまらないです。
5月6日で緊急事態宣言が解かれる事を祈っています。

  • 東京学芸大学附属竹早中学校 杉坂 洋嗣 先生

 それは突然のことでした。新型コロナウィルスの感染拡大 により,子どもたちが学校から消え,オリンピックが延期と なり,私たちがこれまで経験したことのない現実世界が目の 前に突きつけられました。これまで当たり前のように見てい た現実世界が,ある日突然,当たり前ではないことに気付か されたのです。 

 前期の創造性研究を引き継ぐ形で「造形教育の今日的意 義」をテーマとして掲げた今期の私たちですが,このような 現実世界の中で,造形教育に何ができるのか。あるいは,私たち造形教育に携わる者にできることは何なのか。今まさに 「造形教育の今日的意義」を問うことが,私たちに突きつけ られているのではないでしょうか。 

ある週末の出来事です。たまったダンボールをまとめてい たところ「そのダンボール捨てないで!」という一言。その 理由を聞いてみると「何かできそう!」という返事。早速, ダンボールカッターやガムテープ,ボンドを用意して,造形活動が始まりました。 

ダンボールを縦にしたり,横にしたり,開いたり,閉じた り。素材と戯れながらイメージを膨らましています。しばら く様子を見ているとイメージが固まったのでしょうか。ダンボールカッターで切り込みを入れると,折ったり,留めたり, つけたりと,時間を忘れて造形する様子は真剣そのもの。 

さて,4 月例研究会は,残念ながら中止となりましたが, 会員の皆さんは,今,目の前の現実世界とどのように向き合 っているでしょうか。報道ではインターネットを介した遠隔 授業や映像等を配信する教材が数多く紹介されています。学 校教育の在り方も,新型コロナウィルスによって大きく変わ っていくことが予想されています。このような状況の中で,未来をつくる子どもたちの創造の芽を絶やさぬように,私たちは何をすべきなのでしょうか。 

捨てようとしていたダンボールは,子どもの創造の芽を刺激し,つくりたいものをつくるという造形活動につながりました。図工や美術の時間に培った,創造力を思う存分発揮し て,おもいっきり造形する子どもたちを願うと共に,子ども たちの創造の芽を絶やさぬように,今,できることに真摯に 取り組んでいきたいと思います。 

未来をつくる子どもたち

新型コロナウィルスの感染拡大により、今多くの学校で その対応と教育の保障の問題が話題になっています。皆さんの所属校ではどうでしょうか。センター役員の情報共有の中でも話題に挙げられる関心事項です。映像配信で授業を行っ たり、学習をサポートしたりしている学校もあれば、学校 HP や郵送等で課題を提示し、その支援をメール等で行っている学校もあるようです。私の所属校では、当面は後者の対応を とりながら、前者の対応への移行をすすめているところです。いずれにしても、各所属校で新たな学習の形態や方法が模索されているのではないでしょうか。 

さて、新型コロナウィルスの感染が拡大する中、今週より 各世帯への布マスクの配布が始まりました。今は店頭ではな かなか手に入らないマスクですので、貴重なマスクではあり ますが、何かすっきりしない気持ちが残ります。 

造形教育に携わる者として、「無いものは自分でつくる」と いう発想が、そこからは感じられなかったからでしょう。も ちろん医療用マスクのような高性能なマスクは自作すること が難しいのかもしれません。ただ、配布されるような布マス クであればどうでしょうか。あるいは「無いものは自分でつ くる」「自分にあったものをつくる」という発想が、創造的なマスクを生み出す可能性に開かれているとしたらどうでしょ う。 

 私の所属中学校では、「デザインで変える現在と未来」とい う題材の中で、パパネックの「生きのびるためのデザイン」 にふれながら、南アフリカのある村で問題となっている水の運搬問題を、デザインの力で解決するという授業を行ってい ます。水を運搬するデザインを考える中で、ヘンドリクス兄弟が開発した「Q ドラム」の鑑賞を行い、地域や生活の問題 を解決するためのデザインのあり方について学習していきます。ただ、「なぜ南アフリカなのか? なぜ水の運搬問題なのか? 子どもたちの生活世界とのつながりは?」自省することは多々あります。 

 新型コロナウィルスの感染が世界中に拡大する中で、ドイツのモニカ・グリュッタース文化相の言葉は、私たち造形教育に携わる者にとっても忘れられない言葉となりました。 

「クリエイティブな人々のクリエイティブな勇気は危機を克服するのに役立つ。私たち は未来のために良いものを創造するあらゆる機会をつかむべきだ。そのため、次のことが 言える。アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は。」 グリュッタース文化相は文化機関や施設を維持し、芸術や文化から生計を立てる人々の存 在を保障することは、ドイツ政府の文化的、政治的最優先事項であると発表しました。 

 日本での各世帯へのマスクの配布には、466 億円の費用がかかるそうです。今、日本で は多くの美術館や劇場はもちろん、ギャラリーやシアターも閉館が続く状況です。今年、 開催さる予定であった日本博や地域のアートイベントも延期や中止を余儀なくされていま す。これにより多くのアーティストがどのような状況にあるのかは想像するに難くありま せん。感染拡大による緊急事態が宣言される中、様々な緊急経済対策が検討されています が、造形教育センターらしく、文化や芸術についてはもちろん、アーティストへの支援や 保障についても早急な支援対策を求めることはできないでしょうか。 

 さて、所属校で提示した課題は、言わずもがな、「新型コロナウィルスに負けないマスク のデザイン」です。実際に家庭にある材料を組み合わせて、新型コロナウィルスに負けない創造的なマスクを制作するという課題になります。これまでのデザイン学習で顕在化し た「子どもたちの生活世界とのつながり」や「切実な問題意識」といった課題を乗り越え、 今こそ取り組むべき課題であると考えました。子どもたちには、図工や美術の時間に培っ た,創造力を思う存分発揮して,おもいっきり創造的なマスクをデザインしてほしいと願うと共に、子どもたちのクリエイティブな勇気が、これからの未来をつくりだす力となる ことを信じたいと思います。 


  • 江戸川区立平井西小学校 金田一 康 先生

子供達と一緒に授業がしたい、ただそれだけ。 

 突然終わった3学期、始まらない新学期…。この世で何が起きているのか、現実の分析も難しい状況…。

 学校に子供達がいなくて、出勤も制限されている今、心の中には虚無感と焦燥感が交互に顕れます。つくづく私たち教員というものは,子供達との活動なしでは仕事の充実感や達成感を得られない職種なんだということを諒解しました。

 私の職場では、どの教員も同じ考えに立ちました。そこで、自校の子供達向けに教材を紹介し、演習して動画を撮り配信しています。学校が再開されたらすぐにでも学習活動が活気にあふれるように、子供達には学びたい意欲を高め、備えてもらうために、今私たち教員ができることの1つとして、実行しました。

 できるだけ早く、子供達との日常が戻ってくることを心待ちにしています。

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