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第65回造形教育センター夏の研究大会に参加された皆様へ

 コロナが猛威を振るったこの夏は、マスクの着用や換気などで例年以上に暑 さが身にしみるものでしたが、皆さまにおかれましてはますますご清栄のこと とお喜び申し上げます。 

また、この度は造形教育センター第 65 回夏の研究大会にご参加いただきまし て誠にありがとうございました。 

「造形教育の今日的意義」をテーマに掲げて研究を推進してきました私たち 造形教育センター321 期の活動も夏の研究大会で1年を迎えました。 

 これまで私たちは「多様な子どもの、多様で自由な学びのあり様を保障しつつ、私たちの公共性に基づく造形教育はいかなる理論と実践によって可能となるのか」という基本的で原理的な問題について問うてきました。

 この夏の研究大会では 70 名を越える参加者(延べ人数)の皆様と共に、この ような原理的な問題に向かい合うことができましたことに感謝する次第です。 

 また、ご講演とご発表をいただきました、榑沼範久先生(横浜国立大学教 授)とカブさん(「深沢アート研究所/緑化推進室」代表)には、お忙しい時間 の中で私たち造形教育センターのためにご尽力いただきました。この場を借り てお礼申し上げます。誠にありがとうございました。 

 お二人のお話の中から私たちは、造形と教育の「間」に着目しながら、「造 形教育の今日的意義」について問うことができました。「未知なるものとのコ ミュニケーション」や「植物とコミュニケートする」というお二人の言葉から 「探究者」としてのあり方について深く考える機会となりました。 

 夏の研究大会を通して熟考した「造形教育の今日的意義」を基に、私たち造形 教育センターは新たに 322 期の研究に進んでいく所存です。今後も皆様の積極 的なご参会をお待ちしております。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。 

*夏の研究大会に参加された会員以外の方で、まだ参加費(1000 円)を納入されていない方につ きましては、参加費の納入をよろしくお願いいたします。 

                      造形教育センター 委員長 岡照幸 研究部長 杉坂洋嗣