月例研究会

造形教育センター 2021年6月 月例研究会

「造形教育の今日的意義」『問い』が生まれる時、『問い』が生まれる場 Part3~

日時:≪終了≫2021年6月27日(日)13:00〜

場所:オンライン(ZOOM)

講師: 笠原 広一 先生( 東京学芸大学 准教授 )佐藤 直人 先生( 宮城教育大学附属中学校 教諭 )

参加方法前日(6/26(土))までに氏名、所属を下記のアドレスまでご連絡ください。ZOOMの参加方法をご案内いたします。 zoukeikyouiku164@gmail.com

※ 会員以外の方でもセンターの HP より申し込みいただけます。
是非お誘いください。

【6月 研究会 趣旨説明】

 造形教育センターでは、これまで「造形教育の今日的意義」をテーマに研究を進める中で、造形教育の置かれた現状を俯瞰し、未来への展望として研究の視点を深めてきました。これにより、子どもの「主体性」をどのように捉えるのかという研究の視点を抽出いたしました。そこで、子どもが「なぜだろう」「どうしてだろう」「やってみたいな」「これをやったらどうなるだろうか」といった「問い」を生み出し、主体的に活動する姿を「『問い』が生まれる時」「『問い』が生まれる場」として捉え、それがどのように生まれているのか、実践の中の子どもの姿を通して知見を深めたいと考えました。
 4 月研究会では、学校現場で優れた実践を展開されている先生方をお招きし、その実践の中の教師と子どもの姿と関係に着目して研究を深めました。また、5 月研究会では、子どもの姿を学校教育だけでなく、社会教育や社会実践の場まで広げ、博多を中心に子どものクリエイティブラーニングスペースを運営されている VIVISTOP HAKATA の斎藤寛子さんと、ご自身もアーティストであり、深沢アート研究所で創造的なワークショップを展開されている山添 joseph 勇さんをゲストにお招きし、お二人とセンター役員との座談会を通してさらに議論を深めてきました。
 さて、6 月研究会ではこれまでの議論を総括しながら、宮城教育大学附属中学校で精力的に活動されている佐藤直人先生に実践発表をいただくとともに、昨年『アートグラフィー―芸術家 / 研究者 / 教育者として生きる探求の技法― 』(訳,2020)を翻訳出版されました、東京学芸大大学の笠原広一先生にご講演をいただく中で、学校教育と社会教育、社会実践とのつながりに焦点化して「『問い』が生まれる時」「『問い』が生まれる場」について考えてみたいと思います。多くの皆様の積極的なご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。